限界という幻

ありがたいことに知り合いを通じて新しい取引先とご挨拶を交し,新しい仕事が頂けるかもしれない。

こういう状況で,既に前からある約束が遅れに遅れて果たせていないという状態にあって,新しい仕事を受けるにはどうしても時間的にも精神的にも余裕がないかもしれないという現状。

長い仕事になりそうだから,それが終わるまでは収入が途切れてしまう。貯金が東京ドーム何杯分かあればね。いや,そんなに貯金があるなら働かないか。

「限界低いなあ」とか,嫁が仕事先のゴルフ場でもらってきた缶ビール飲みながら思う夜。

そしてふと,限界ってなんだろうとか思った。
真っ先に頭に浮かんだのは,虹と地面が接している場所だった。

虹はどこかで地面と接していて,下から見上げられるんじゃないかなって,昔の人もみんな思ってたらしいね。その場所には金貨が詰まった壺があるらしいよ。スコットランドの話だったかな。緑色の服着た妖精がいるんだよね。

限界ってのはさ,もともとあるようでないものなんだ。それでいて,ないようであるんだけどね。「ここまでだ」って自分で決めたところが限界。

「ものには限度がある」というけど「限界がある」とは言わない。なんで?元々,限界なんてものはないからなんだろうな。そうだよ,多分。限界なんかないんだよ。

ああ,でもね,不可能ってのはある。
だけど今の状況,決して不可能じゃないからね。

何についての話でもいいけど,もしあなたが今,限界ってものを感じているなら,そんな幻影に踊らされないほうがいい。不可能じゃないなら,結構やれちゃうものよ。

私は,これから虹をくぐってみることにします。
金貨を素通りしちゃうのは惜しい気もするけどね。

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