野球で勝つには

ジャイアンツの得失点統計というものを出してみました。

ビジターよりもホームの方が得点が多く失点が少ないというのは,たいていどこの球団でも同じです。おそらく投手がその球場のマウンドに慣れるかどうかということなんでしょう。

投手の慣れという視点で考えると,ジャイアンツはホームでは1回の得点力が頭ひとつ抜け出ています。次に得点力が高いのが7回。

初回は先発がマウンドに馴染むまでの間を叩いているように思えます。7回というのは相手投手が中継ぎに代わる時期です。相手投手の出だしと代わりっぱなを叩くというわけです。相手の先発が落ち着いた2回にはさっぱり打てません。もっとも2回については1回に効率的に点を稼ぐと,丁度下位打線にあたるからとも言えます。

野球というのは点を取り合うスポーツです。だから確実に相手に勝つ方法というのがあって,相手よりも1点でも点を取ることなんですね。当たり前のことなんだけど,いくら投手が調子が良くて相手を0点に抑えても,自分たちが最低1点は取らないと勝てません。1点取ったら,あとは相手に1点取らせなければ絶対に勝ちます。

それを踏まえて失点側を見てみます。巨人先発陣の立ち上がりは極めて秀逸です。打線が初回に強いのとまったく対照的に,1回にはほとんど点を取られていません。5月23日(ああ,今日は古い友達の誕生日だったか…)の時点で,1回の得点29に対して,1回の失点はわずかに9です。延長戦を除いて,ジャイアンツ投手陣が最も点を取られないのが初回です。クルーンが投げる9回よりも取られません。

ところが2回にはやたらと点を取られていて,そのまま7回までズルズルと点を取られ続けているのが数字から読み取れます。

一番ひどいのが5回です。毎試合の記事でも散々書いていますが,今の先発陣はスタミナが足りないらしく,大体5回につかまります。それが数字にハッキリでています。

得点側で圧倒的な初回の総得点よりも,5回の総失点の方が大きいんです。さらに2回から4回まで51得点の間に73失点しています。これでは勝てません。ジャイアンツ側も相手の先発のスタミナが切れかかる5回には,初回に次ぐ28得点をもぎとれるんですが,こちらの先発は相手以上にへばってます。

9回の得失点はxゲームがあるので参考値です。相手も自分たちも,勝っている側の9回裏はありませんからね。決して9回は得点が少ないとは言い切れません。失点も同様です。もちろん接戦ならばどちらもストッパーが投げていますから,得失点ともに少なくはなるはずです。簡単に打たれるストッパーはいませんものね。

ただ8回は必ずあるイニングなので,ここをちょっと見てみると,巨人のセットアッパーは随分優秀らしいことがわかります。今までで10点しか取られていません。一方で打線は8回に21得点していて,終盤にセットアッパーが出てきても全く打てなくて諦めモードということはないようです。おそらく上位打線が8回に当たれば,なんとか逆転という可能性もあるかもしれません。

なおこのデータは電卓片手で作った手書きの統計ではなくて,試合結果を記録しているデータベースから引っ張ってきています。私がマメにデータを入力するかぎりは,最新版の得失点統計を確認できるということになります。この記事を読む時期によっては,データとここに書いてある内容がトンチンカンな結果になっていることもありますが,それはそれでご了承ください。