体色~通常色とアルビノ~

グッピーの体のベース色は2種類です。

ひとつは通常色で,もうひとつはアルビノです。

アルビノ成魚オスアルビノ成魚オス

アルビノ成魚メスアルビノ成魚メス

キングコブラやタキシードは体の色ではなく,体の柄と考えます。

アルビノは体の色素が抜けている状態のもので白子などとも言われます。目の色も黒い色素が抜けているため赤くなりレッドアイになります。

アルビノの稚魚アルビノの稚魚:生後10日。この段階ではレッドアイが発現していません。

アルビノは劣性遺伝子で,アルビノ要素が2つ揃わないと発現しません。

通常体色の遺伝子をA,アルビノ遺伝子をaとすると,aaになった場合のみアルビノが生まれます。AAやAaでは通常色になります。Aaで中間的な体色の個体にはなりません

子は父と母から半分ずつの遺伝子を受け取って形成されます。

親が持っているアルビノ遺伝子による発生確率は以下になります。

※この確率は期待値であり,絶対値ではありません。

- AA Aa aa
AA 全てAA AA 75%
Aa 25%
全てAa
Aa AA 75%
Aa 25%
AA 25%
Aa 50%
aa 25%
Aa 25%
aa 75%
aa 全てAa Aa 25%
aa 75%
全てaa

父/母
AA+AA

父母ともに通常色です。このケースでは全ての子がAAになるためアルビノは絶対に出ません。


父/母
aa+aa

父母ともにアルビノです。このケースでは子は全てaaになるため必ずアルビノになります。


父/母
Aa+Aa

父母ともに通常色ですが,実は潜在的にアルビノを持っているというケースです。隠れアルビノとでも呼んでおきましょう。

この父母からはAA/Aa/aA/aa の4つのパターンの子が生まれる可能性があります。AaとaAは潜在的にアルビノ遺伝子を持っていますが表現色は通常色になります。1/4の確率でaaが出てアルビノになります。つまり外見が通常色の雄雌を掛け合わせてアルビノが出た場合,父母ともにa遺伝子を持っていると判断できます。

なお4匹生まれても必ずしも4匹ともがバラバラの遺伝子を持つとは限らず1/4というのは期待値であって絶対値ではありません。


父/母
Aa+AA

父または母が”隠れアルビノ”のケースです。父母ともに通常色に見えます。生まれてくる子は AA/AA/aA/aAになります。すべて通常色に見えますが,1/2は隠れアルビノです。

親子共に通常色に見え,子にも1匹もアルビノが出ないため,アルビノ遺伝子があるのかないのか非常に判断がつきにくい血統になります。

発現しないだけでアルビノ遺伝子は受け継がれているため以降にシブクロス/バッククロスを行うと,突然アルビノが出てくる可能性があります。