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さぁて転職でもするか

このところの経済事情の悪化から,個人事業主としましては,いろいろ現状の打開策を模索していたんですが,どうにもこうにも動けないと言いますか,にっちもさっちもいかないと言いますか,暗雲たれ込めると言いますか,ま,ぶっちゃけ詰んだなと。

ということで転職でもしようかと考えるに至りました。

もう少し早くに検討すべきでしたけどね。家族にも身内にもだいぶ迷惑かけちゃいましたし。

パニック障害になどなってしまったおかげで足を使って情報を稼ぎにくくなってしまい,"今"というやつに段々取り残されていきます。

たとえば通勤する,電車に乗る,そうすると中吊り広告にも出会うし,窓の外の工事現場にも気がつく。乗り合わせた人たちが車内で携帯電話を覗き込んでいるのか,はたまたPSPやDSで遊んでいるのかとか,駅ビルの本屋でどんな本が一番いい場所に置かれているのかとか。こういう肌で感じる情報ってものすごく大切なのに,それがここ数年欠落しているわけです。

情報なら一日PC覗いてたら勝手に飛び込んでくるだろうと思われるかもしれないけど,PCというのは自分に都合のいい情報しか見せてくれません。だってアクティブじゃなくてパッシブなメディアだから。自分が気になったものを追うことには長けているんだけれども,興味が薄い部分の情報は引き出しにかからないと出てこないものなんです。

面白いことに,日刊スポーツさんのサイトで社会欄とか見ていると,下着泥棒とかスカート内盗撮の記事がやたらと出てきます。他のニュースもあるんだけど,こういうニュースが閲覧者の興味を引くらしく,どうしても上位に上がってきます。上位にあるから自分も見る,と。知らないうちにネット利用者たちの大きな傾向に飲み込まれていて,結果的に他のニュースに目がいかなくなってきます。それでも自分は「今日起きた事件を知っているんだよ」って気にさせられちゃう。これが怖い。

私は随分長いことパニック障害を煩っていますが,このくそったれな病気に負けたとか,このままつきあっていこうという気は毛頭ありません。いずれ必ず治します。命まで取られるような病気ではないだけに,諦めも出やすいんだけど,こんなもんとつきあってたら本当に世界が狭くなります。

「インターネットがあれば世界といつでも繋がっている」冗談じゃない。家にこもっているせいで,道路三本向こうで新しいアパートを建てだしたのを完成までしらなくて,何が世界を知っているだと。

下の子の成人まで,まだ15年もあるわけで,さすがにそこまで"今"についていくのは難しい気がするんですよね。そういえば数年前に,矢沢久夫先生が「いずれ書けなくなるぞ。先のこと考えなくちゃダメだぞ」ってお話ししてくれましたっけ。その時に一度,矢沢先生の地元に「引っ越しておいで」って誘っていただいていたんですけどね。

てことで,園田を使ってやろうという企業さんがいらっしゃるならお声をかけてください(笑)。なお,しばらくは連載など残ってますから,半業半筆になります。

…でもこのままおとなしく筆を置けるんだろうかなあ。
まだ完全燃焼していない気もしちゃうんだよなあ。

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